製品ラインとその特徴
現在は標準化され広く流通しているコンポーネントを効率よく組み合わせることで製品化されたプラットフォームが主流となっています。今後予想されるワークロードや利用モデルにおいても標準コンポーネントを利用したプラットフォームが大きな位置を占めることは間違いありません。
このような標準コンポーネントを利用したプラットフォームとして、クラスタシステムが現在では広く利用されていますが、このようなクラスタシステムをより簡単により効率良く利用できるための製品ソリューションの提供をスケーラブルシステムズは行っています。
ユニークなHPCシステムがスケーラブルシステムズ株式会社のHP
2C 製品ソリューションです。HP
2C 製品は、
高い性能(High Performance)と
高い生産性(High Productivity)を共に実現する
High Performance and Productivity Computingを目指した製品です。
実際にHPCシステムは、大規模なスーパーコンピュータも部門や個人で利用される小・中規模のサーバやクラスタシステムでも、その基盤とするテクノロジーには共通のものが多々あります。これらの基盤技術をベースとして、それぞれの用途向けに最適化や特別の技術を追加しています。現在のHPCシステムは、大規模なシステムは、より大規模な構成になる傾向があり、これらの大規模なシステム構築のための技術開発などが続いています。一方、個人や部門で利用されるHPCシステムのニーズも広がりを見せています。その意味では、個人や部門で利用されるHPCシステムはより広範囲に利用が広がっており、大規模システムは、特定のユーザ向けにシステムの規模が拡大しています。
ユニークな付加価値技術を活用した製品ソリューションを提供

ビジネスに不可欠なリソースに、お客様にとって最適な価値を加えて提供する「
Value Added Technology Distributor」として活動しています。ユニークな製品テクノロジーによる高付加価値プラットフォームを活用して、用途とアプリケーション向けに最適化を図り、より短時間での問題解決やコスト削減を実現するソリューションを提供します。
ハイパ フォーマンスシステムを必要とするユーザの皆様 に技術コンサルテーションと共に、ユニークなハイパフォーマンス サーバ、クラスタ、ストレージ などのハードウエアと仮想化ソフトウエアなどを 提供しています。スケーラブルシステムズは、付加価値の高い製品の販売を目標にしています。付加価値の根幹は「ユニークな技術と技術革新」に よって得られると考えています。
既存の製品やソリューションではニーズを満たせないケースやお客様のニーズがあるにもかかわらず,商品の供給・提供がなかった市場に対応する製品ソリューションをご提供しています。
付加価値技術
- オーバークロック技術
- 高い動作周波数
- アプリケーション性能(処理時間の短縮)
- 用途向け最適化サーバの開発
- アプリケーション特性に応じた最適な構成
- カスタム化による再構成の実現
- スケールアウトNAS
- 拡張RAID6(高可用性と信頼性)
- パラレルNFS
+サポートサービス&システム構築
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付加価値の高い製品ソリューション
一般には対応できない領域において,独自の高度な技術・知識,常識にとらわれない柔軟さをもち,迅速に対応するといったビジネスモデルを構築しています。
- 利用分野において、不可欠な製品
- 高い技術とその専門性において、代替が難しい製品
- 利用分野に関する専門性と知見を最大限に活用できるソリューションの提案
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TCO削減のためのソリューション提案
シュミレーションやデータ処理のために利用される目的で構築され、利用されるハイパフォーマンスコンピューティング用途のシステム(HPCシステム)は、様々なアーキテクチャで構築されてきました。現在では、マイクロプロセッサとそのマイクロプロセッサを複数搭載することで、HPCシステムを構築することが一般的となっています。このようなシステムは、その利用目的や投資規模に応じて、1)数千プロセッサを同時に利用し、数テラバイトのメモリを利用するような高度なシュミレーションを行う、大規模なデータセンターに設置されるスーパーコンピュータのようなシステムから2)部門や個人で利用される小・中規模のサーバやクラスタシステムまで、非常に多岐にわたる利用形態があります。
マイクロプロセッサのマルチコア化によって、HPCシステムの構築も変化してきます。また、プロセッサの省電力化が進み、より高密度な実装が可能となっています。このような状況で、HPCシステムもよりコンパクトで、より使いやすいものが求められています。また、HPCシステムとして要求されるシステムの仕様が、大きく分極化し、その双方を一つのシステム・アーキテクチャで実現するのは、技術的には可能でも、その経済性や生産性の点でも問題があります。基盤技術や ITインフラに関して、その共通化を図りながら、その分極化したHPCシステムへの対応を図る必要があります。

多くのコンピュータシステムでは、そのTCO (Total Cost of Ownership)
に対する関心が高まっています。コンピュータシステムの導入、維持・管理などにかかる費用の総額としてのTCOを考え、それを如何に低減するかが重要です。
コンピュータシステムのコストは製品価格(導入費用)で評価されることが従来は一般的でしたが、近年のコンピュータシステムの複雑化や製品価格の下落などにより、コンピュータシステムの維持・管理やアップグレード、ユーザの教育、システムダウンによる損失など、導入後にかかる費用(ランニングコスト)が相対的に大きな存在となっています。新しいテクノロジーとコンサルテーションによって、このTCOの削減を可能とする製品ソリューションの提案を目指します。
あらゆるITインフラの構築費用において、ハードウエアとソフトウエアのコストが TCO (システム運用コスト)
で占める割合は氷山の一角に過ぎないということは、これまでにも数多くの調査によって明らかになっています。TCO
を高くする主要な要素には、インストール、サポート、日常的なメンテナンスなどがあります。TCO
を低下させるためには、これらについても十分に考慮することが必要です。
このTCOの削減のための一つの解決策として、マイクロプロセッサのマルチコア化とよりエネルギー効率に優れたマイクロアーキテクチャが提案され、製品化が進んでいます。マイクロプロセッサのマルチコア化によって、プロセッサは従来の動作周波数の向上による性能向上以上に、その性能を向上させる可能性を持つことになります。高いピーク性能をより尐ない消費電力と空調設備で実現でき、また、高いエネルギー効率はよりコンパクトな筐体を可能としています。
TCOにおける運用管理費用を大幅に削減すると同時に、クラスタ導入を躊躇する最も理由と言える、面倒な利用環境の問題を解消し、アプリケーション実行のための最適なプラットフォームやユニークな技術や製品によるソリューション提案を行います。