インテル Xeon W プロセッサーシリーズ
Xeon W-3400シリーズ(Sapphire Rapids-112L)は、12〜56コアを搭載し、112本のPCIe 5.0レーン、8つのメモリチャネルで最大4TBのDDR5-4800メモリのサポート、ECCメモリ(RDIMMのみ)、インテルvPro、インテル標準管理機能(ISM)が含まれています。W-3400の7つのSKUのうち4つ(Xシリーズ)は、アンロック倍率を採用しており、オーバークロックを公式にサポートしています。一方、Xeon W-2400シリーズ(Sapphire Rapids-64L)は、6〜24個のCPUコアと、64レーンのPCIe 5.0接続、4つのメモリチャネルで最大2TBのDDR5-4800メモリのサポート、ECCメモリなどXeon Wのすべての機能を提供します。
(インテル社ホームページへのリンク)
- マルチダイ・アーキテクチャーにより画期的にコア数が増加し、シングルソケットで最大 56 個のコアを実現し、3D レンダリング、製品の視覚化とシミュレーション、科学計算などのワークステーション・タスク向けの高スレッド・コンピューティングを高速化します。
- 最大 112 レーン の PCIe Gen 5.0 接続、最大 4TB の DDR5 RDIMM メモリーサポート、最大 5x USB 3.2 Gen 2x2 ポートなど革新的なプラットフォーム機能により柔軟なシステム構成が可能となっています。
- インテル ターボ・ブースト・マックス・テクノロジー 3.0 を搭載した最大 4.8GHz の CPU 速度によって、軽度にスレッド化されたアプリケーションのコア・パフォーマンスをオンデマンドで最適化し、システム応答性を向上します。
- 最大 105MB の拡張されたインテル スマートキャッシュは、キャッシュとメモリー間のデータ交換に費やす時間を短縮することで、コードのコンパイルやレンダリングなど、複雑なワークロードのレイテンシーを低減します。
(インテル社ホームページへのリンク)
- インテル Xeon W-3400 およびインテル Xeon W-2400 プロセッサーの機能一覧
- インテル W790 チップセットの機能
- インテル vPro Enterprise テクノロジー対応一覧
- インテル Xeon W-3400 プロセッサーの比較
- インテル Xeon W-2400 プロセッサーの比較
外部サイト・英文
ここ数年、インテルはコンシューマー向けCoreデスクトップCPUパーツに注力してきたが、ワークステーション向けXeonプレミアム・プロセッサーのラインアップについては忘れてしまったのではないかと思われても仕方がないだろう。インテルのデスクトップグレードXeon W-1x00シリーズの事実上の引退と、インテルのサーバー向け現行世代ビッグシリコン・パーツであるSapphire Rapidsベースの第4世代Xeon Scalableシリーズの度重なる遅延の間に、ここ数年、ワークステーション・スペースではインテルからあまり大きな音沙汰はなかった。しかし、サーバー向けのSapphire Rapidsがついに発売されたことで、インテルの製品ロードマップの渋滞はようやく解消され、インテルはようやく最新のシリコンを新しいワークステーション用パーツにカスケード接続することを再開できる状態になった。