
クラスタシステムだけでなく、多くのコンピュータシステムでは、そのTCO (Total Cost of Ownership)
に対する関心が高まっています。コンピュータシステムの導入、維持・管理などにかかる費用の総額としてのTCOを考え、それを如何に低減するかが重要です。コンピュータシステムのコストは製品価格(導入費用)で評価されることが従来は一般的でしたが、近年のコンピュータシステムの複雑化や製品価格の下落などにより、コンピュータシステムの維持・管理やアップグレード、ユーザの教育、システムダウンによる損失など、導入後にかかる費用(ランニングコスト)が相対的に大きな存在となっています。このうち、電力とシステムの冷却などの空調設備などのランニングコストは、非常に大きな比重をTCOの中で占めています。
ここのTCOの削減のための一つの解決策として、マイクロプロセッサのマルチコア化とよりエネルギー効率に優れたマイクロアーキテクチャが提案され、製品化が進んでいます。マイクロプロセッサのマルチコア化によって、プロセッサは従来の動作周波数の向上による性能向上以上に、その性能を向上させる可能性を持つことになります。高いピーク性能をより尐ない消費電力と空調設備で実現でき、また、高いエネルギー効率はよりコンパクトな筐体を可能としています。
TCOにおける運用管理費用を大幅に削減すると同時に、クラスタ導入を躊躇する最も理由と言える、面倒な利用環境の問題を解消し、アプリケーション実行のための最適なプラットフォームやユニークな技術や製品によるソリューション提案を行います。 |