Page 11 - インテル、ワークステーション向けXeon W-3400およびW-2400プロセッサーを発売:最大56コア、112本のPCIe 5.0レーン搭載
P. 11
せることができ、Sapphire Rapids が超高密度コードを使用するために負のクロックスピードオフセッ
トを持つ理由でもあります。
AMX はディープラーニング市場向けのアクセラレーターであり、より高密度なデータ構造を使用する
ことで、AVX-512 で達成できるスループットをさらに上回ります。インテルは AMX 対応の GPU
(Intel Data Center Max GPU Series)でこれをも上回る性能を実現していますが、Sapphire Rapids
では柔軟性の低い専用アクセラレーターではなく、CPU コアのごく近くで AI 推論を行う必要がある顧
客セグメントへの対応を考えています。新しい AMX ユニットは Bfloat16 もサポートしており、インテ
ルのアクセラレーテッド・コンピューティング・ブロック(AVX と AMX)のすべての階層で、ディー
プラーニング用のこの共通の中精度の浮動小数点形式を確実にサポートします。
また Sapphire Rapids の新しいドメイン別ハードウェアアクセラレーターブロックの 1 つである Data
Streaming Accelerator(DSA)も搭載されました。このブロックはデータコピーや CRC32 の計算な
どの単純な計算など、特定の処理をオフロード/アクセラレートするためのものです。DSA ブロック
は、Xeon W の全 SKU で利用可能です。
しかし Intel Dynamic Load Balancer(DLB)、Intel In-Memory Analytics Accelerator(IAA)、
Intel QuickAssist Technology(QAT)といったインテルの残りのアクセラレーター・ブロックについ
ての言及は見当たりません。これらのアクセラレーターはすべて Sapphire Rapids のシリコン上の同じ